二人の囚人が鉄格子から外を眺めている。
一人は泥を見ている。
一人は星を見ている。
(フレデリック・ラングブリッジ/アイルランドの詩人)
重要なのは、状況ではなく、状態なんです。
自分の意識が、いまどういう状態にあるのか。
そして、それは自分で気付き、整えられます。
先日、同じコーチングスクールで学んだ仲間が、
こんな話をシェアしていました。
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そのスクールの講義に、初めてアシスタントとして参加した彼は、
自分がまだ受講生の一人としての意識で参加していることに
「気付いた」。
そこで、主体性と、自分の役割を自覚し、
アシスタントとして関わることを
「選んだ」。
当初はアシスタントとしての自分にまったく自信がなかったが、
受講生と関わるうち、
自分が今まで、学びを通じて何を与えらたかではなく、
与えられたものを、自分がどう使うかという視点に、
「意識が変わった」。
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状況に囚われたら、その状況に振り回されるんです。
なぜなら、状況はコントロールできないから。
しかし、状態はコントロールできる。
気付くこと。
選ぶこと。
そして、意識が変わり、
自分への信頼が生まれてくるんです。
さらに、その自分への信頼は、
自分は何者なのか…という自己理解の深さによって、
育まれていきます。
自分のコアは、何を求めているのか。
自分のコアは、どんな光を発しているのか。
そこが明確なら、
どんな状況にも左右されることなく、
いつだって、星を見失うことはないんです。