ソウル・インタビュー

「コミットメントなき仕事は、成立しなくなる」

ソウル・インタビュー
「売れる強み」の専門家 小山弘樹さん(株式会社スマートチェンジ代表取締役)
その③

 

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-確かにシステムの崩壊は、至る所で起こっていますね。ではこれから、どんな社会になっ ていくと思われますか?

 

 
企業がいままでのように、多くの社員を雇わなくなると思います。短期的契約で繋いでいく 形が主流になるでしょう。つまり、会社に雇われる生き方が減っていく。それぞれが自分の 食いぶちを探さないといけない時代になるように感じています。
 
そもそも、いまの一カ所に数十人、数百人を集めて、同じマネジメント手法で成果を上げる というスタイルは、産業革命以降の流れですよね。ここ100~200年が、そういう時代だったというだけ。これからはそうじゃなくなる気がします。
  

 

―なるほど。だとしたらなおさら、経歴とかスキルといったものより、「自分の本質」「心の 声」というものが大切になってきそうですね。 

 

所属する企業や組織ではなく、「自分は、自分が選んだ人生を生きている」という納得感だ けがよりどころになる時代がくるでしょうね。

 
ひと昔前のように、一流企業や大銀行などで働いていることが自分のアイデンティティとなる時代は、もうすでに終わっています。会社と個人との関係が、どんどんドライになってきている。外資系に長くいたので、これは自分としては当然の流れだと感じてもいます。加えて、人生 100 年と言われる時代が近づいていますよね。好きでもなく、経済的に保証され ているわけでもない仕事を、ただお金のためだけに何十年も続けていくのって、相当に厳し いし、苦しいと思いませんか。

 

 
―それは辛いでしょうね。意義も、目的も感じられないかも。

 
 
そうだと思いますね。「好きなことで生きていくなんてできない。なに甘ったれてるんだ!」と長い間言われてい たけど、これからは好きでもない仕事じゃ続けていけない社会になっていく。仕事に対して 何らかのコミットメントというか、自分の心との一致感がなければ、そもそも成立しないし、評価もされない、そんな時代になってきていると感じています。
 

 

―そうなると、起業コンサルの役目も変化していきそうですね。

 

 
当然そうでしょうね。 目先の成果ではなく、しっかりとその人そのものを見ることができて、「心の声」に沿った 生き方を応援していく。一方で、経済的自立の道も具体的に示す。そんな幅広い能力が必要 とされてくると思います。言葉にすれば、当たり前のこと。時代は大きく変わっていっても、 結局本質的なものが必要とされ、生き残ってくのだと思います。 (インタビュアー 大村隆)
 
【小山弘樹】
経営コンサルタント他を経て成長期のデルに入社。 採用マネージャーとして毎年 2 ケタ増の急拡大を支 えるが、38 歳のとき息子を亡くし人生を見つめなお す。その後グッチ人事部長等を経て独立。 1,500 人以上を面接し 300 人以上を昇格・異動さ せた経験からビジネスマンの隠れた才能とその売り 出し方を的確に見抜く。現在は「メンタープログラム」等を通じて、コーチやコンサルタント、研修講 師、カウンセラーなど幅広い職種での起業やビジネ ス拡大を実現させている。趣味はフルートとサイクリ ング

 

ソウル・インタビューは、起業家・経営者の方の情熱をお聞きし、記事にします。
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