ソウル・インタビュー

「ネガティブを受け止めることは、成長への近道」

ソウルインタビュー
ポジネガバランスマインドコーチ 荻間裕美さん
その②

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―見せかけの、間違ったゴールに導いてしまうってことですね。

 

そうですね。ネガティブを自分のペースで掘り下げて受け止めることができたなら、それが成長への一番の近道ですね。コーチングを14年間続け、約800人の方と関わってきたなかで、そう確信しています。

以前のクライアントさんで、結婚相談所でコンシェルジュとして働き始めたばかりの30代の女性がいらっしゃいました。「コミュニケーション能力を上げて、職場の素敵な先輩たちのように活躍したい」という願いをお持ちでした。

話を聞いていると、「親に言いたいことを言えずに、いい子を演じて育った」「ずっと我慢していた。だから実家に帰りたくない」といったことを語られるんですね。セッションを重ねながら、そうした自分のネガティブな気持ちと向き合っていくうちに、何かが彼女のなかで切り替わったのでしょう。あるとき「実家に帰って、親と暮らしても良いかも」と。私の方が、あまりの変化にびっくりしました。

しかも、3か月のコーチングが終わってすぐ、「職場で成績トップになって、新人賞をもらった」と報告がありました。ネガティブな思いを自分で認め、受け止めて、「このことはもういいかな」とちゃんと昇華できたのでしょう。そうした心の成長の結果が彼女の行動の質を変え、仕事の成果として現われたのだと思います。

 

―内面の変化が、現実の変化として現われたんですね。面白い! 実際には、どのようにしてネガティブを見ていくのですか?

 

ネガティブだけに焦点を当てるわけではないんですよ。セッションを通じて、ご本人が自然と気づいていかれるんです。

私は、一般的なコーチングのように質問をどんどん投げかけていくのではなく、その方の文脈に沿って、話したいことを話していただいています。その中で私の反応に応じて言葉がけや質問をすることで、クライアントもそこに刺激を受けて、さらにクライアント自身の内面に向けて対話を深めてくという関わり方をしています。

ここで大切なのは、話してもらうだけではなくて、ご自身の言葉を書き取ってもらうことです。お互いのペースができることで、集中した状態になっていくので、自然と自分の内面に深く入っていきます。そうすると、後で書いたものを見返したときに、さらにそこから掘り下げたり、新しい気づきを得ることができるんです。(つづく)

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