ソウル・インタビュー

「予祝」も「引き寄せ」も、当然の結果

 

「私は、○○をすることで、どんな感情を味わいたいのだろう?」
「私は、どんな感情を味わって生きていきたいのだろう?」

「予祝」の準備として前回、このような質問を自分にしてみることを紹介しました。この質問を日常的に繰り返すと、自分の感情を選択することができるようになります。

自分の感情を選択できるようになると、潜在的に抱えている被害者意識から抜け出すことが可能になります。さらに「引き寄せ」と呼ばれる現象がどうして起きるのかも、何の不思議もなく理解できるようになります。

 

「感情を意識的に選択する」と聞いて、違和感を持った方もいるかもしれません。「感情は勝手に湧いてくるもの。自分でどうこうできない」。多くの方は、無自覚的にそんな思い込みを持っています。

通常、感情は何らかの出来事や体験があって、それが刺激となって呼び起こされています。これは、言い換えるなら自分の感情を外部の出来事に翻弄されている、否応なく振り回されている状態です。

「されている」=「される側」。これは、被害者意識そのものです。日々この状態を続けると、被害者意識が心に深く根を張っていきます。当然ですよね。

もちろん、抑えようのない悲しみや怒りというものはあります。でも、だからといって全ての感情が選べないわけではありません。むしろ、ほとんどの感情は自分で選ぶことができるのです。

 

「振り回される側」から脱却する

 

「感情を選択するって、言うのは簡単だけどね…」そう思われたかも知れません。その通り、日々の感情を選択することは、すぐにできることではないことは確かです。予祝のように未来に得たい喜びを設定するのとは違い、振り回され続けている「いま、ここ」の感情を意識的に選択するのは困難だ、、、と思われるのも無理はないでしょう。

でも、日常のほんの小さな行動について、その結果得られる感情を思い浮かべてみることはできるかもしれません。

例えば、「今日の夕飯で何を食べるか」を決める際に、「どんな感情を得たいのか」を意識してみる。「ちょっと仕事を抜けて、休みたいな」と思っているときに、「その時間、どんな感情を味わいたいのか」と自問してみるのです。

また、SNSなどでつい他人の投稿を見ながら、気がつけば長時間経ってしまうとしたら、それはどんな感情を得たいからなのでしょうか?週刊誌で芸能人や政治家のスキャンダルを追いかけてしまうのは、どんな感情を得たいからなのでしょうか?

自分がどんな感情を求めているのか、最初はなかなか分かりにくいかもしれません。つまり、それほど無自覚的だということです。でも、日々続けていくうちに次第にはっきりと感じ取れるようになってきます。

 

日常こそ、鍛錬の場

 

そして、得たい感情がはっきりしないもの、または結果として虚しさや苛立ちを感じてしまうような行動があったとしたら、その行動を止める選択をしてみてください。そうすることで、「振り回されている」という感情が少しずつ薄らいでいきます。

日々、得たい感情を意識し、主体的な選択を続ける。これは武道の達人が口にする「日常こそ、鍛錬の場」という意味と同じです。その選択を積み重ねれば、自ずと望む感情をもたらす出来事が増えていきます。それはつまり、理想とする状態に近づいていくということです。

予祝の現実化も、引き寄せも、日常の小さな選択の先に創られる、当然の結果なのです。