ソウル・インタビュー

「歯に青のり…」取りますか?

 

○幼い頃から小さな成功体験を積み重ねている人は、大人になってからも成功する可能性が高い。それは「自分はやればできる」という無自覚的な自己イメージが根付いているから。

○そうした自己イメージを持っている人は、全体の約1割にすぎない。9割は無自覚的に否定的な自己イメージに支配され、挫折を繰り返す人生を送る。

 

「○○式」学習塾の例を挙げながら、前回はこうしたひとつの現実を紹介しました。では、どうすれば9割の人はその状態から脱けられるのか?今日は、そのひとつの方法をお伝えします。

その前に。昼食でお好み焼きなどを食べた直後に誰かに会ったとしたら、気になりませんか?「歯に青のりついてないかな?」って。人にもよるのでしょうが、僕は結構気になるんです。そして、あまり歯を見せて笑えない、まはた手で口の前を隠すようにしてしゃべってしまいます(笑)。

そして「この人から、いったいどう見られているんだろう」とか、「内心、笑っているんじゃないか」とか、「なんか、こういうことよくあるよな」なんて、勝手にズルズルと否定的な方向に流れてしまうことも。

でもこれって、鏡で確認すれば済むことです。鏡がないから確認できない、だから気になっているだけ。そして、仮に青のりが付いていたとしても、取ればいいだけです。

 

ただ眺めて、認める

 

否定的な自己イメージも、確認すれば対処できるようになります。
まず、過去の苦い経験を振り返ってみてください。そのとき、何が起こって、それをどう受け止めたのか。自分がどのように反応したのか。そして、自分のことをどう評価・判断したのかを、書き出してみて下さい。できれば付箋を使って、一枚にひとつづつ。

結構出てくると思います。たとえば「無能なやつ」だとか「役立たず」だとか。良いも悪いもありません。感じたまま、出てくるままに、とにかく書くことがポイントです。ある程度出てきたら手を止めて、それらをひとつずつ眺めて見て下さい。そして、ただ認めるのです。「ああ、そんなふうに自分を評価してたんだな」と。可能なら、声に出してそう言ってみて下さい。

このとき、そんな自分を否定しようとしたり、拒否しようとしたりしがちですが、そんな必要はありません。ここで「ネガティブな自己イメージ」を否定すると、さらに自分を否定的に評価することに繋がっていくだけなので、マイナスにしかなりません。ただ認める。それだけで十分です。

 

「滑稽な名前」を付けてみる

 

次に、少し時間をおいて、もう一度すべてを眺めて下さい。その中で、特に自分に影響を与えていると思われるものをいくつか選び、それに名前を付けます。できれば「ポン太郎」とか「プーちゃん」とか「青のりちゃん」いった、ちょっと滑稽なニックネームをお勧めします。そして、ニックネームとそれが示す内容を、いつでも確認できるように手帳などに書き写します。

「手帳に書いたり、何度も見たりすると、そのパターンが強化されるのでは?」と思われるかもしれません。見るたびに感情が呼び起こされるようなら、それは強化されるでしょう。でも、大切なのは「ただ、認める」ということ。自分のパターンを認識することです。滑稽なニックネームを付けるのは、パターンを客観的に眺めることに有効だからです。

何が上手くいかないな、と感じているときに、手帳を開いてただ眺める。すると、自分がどの「滑稽なパターン」に陥っているのか分かります。しばらく続けていると、手帳を開かなくても、そのときにはまっているパターンに気付けるようになります。「あ、いまポン太郎になっている」というふうに。それまで無自覚的だったパターンを、自覚できている状態になった、ということです。

 

本来の「存在」に戻る

 

パターンを自覚できている。つまり、パターンから脱し、客体化できているということですね。それは同時に、無自覚的に振り回されている状態から、主体的な選択ができる状態になっている、と言うことができます。あなたは本来「ポン太郎」でも「プーちゃん」でもなく、いつでも主体的な選択ができる自由な存在なのです。その状態に、いつでも戻れるのです。

 

歯に付いた青のりに気付いて、それを取るのか、それともそのまま付けたままにするのか……。もちろん、それも自由ですけどね(笑)。

 

 

 

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