ソウル・インタビュー

朝、20分間だけ。

 

「人はものを深く考えているように見えて、実はただふっと湧き上がる思考が次々と流れて行っているだけ」

こう聞くと、どんな印象を受けますか?
「いや、そんなことはない。しっかり自分で考えて、自分で答えを見つけている」。そう感じる方も多いと思います。

では、A4サイズの紙とペンを用意してください。そして20分間、思いつくことをただひたすら書き留め続けて下さい。意味や整合性などはまったく気にしなくていいです。メモだと思って、とにかく書き続ける。汚い言葉でも、恥ずかしい想いでも大丈夫です。誰に見せるわけでもないので。

20分間で、おそらく紙の裏表がメモでいっぱいになるほどの言葉が出てきたと思います。それを眺めてみてください。最初に書いた思いは何だったでしょうか?そして、最後はどんな言葉、思いを書き留めていますか?

 

瞑想時と似た感覚

 

僕の場合、いつも20分後には最初の言葉とはまったく違う内容、関連性のない思いをメモしています。たとえば「不安」という言葉で書き始めても、20分後には「サムシング・グレート」とメモしていたりします(笑)。

全体を見返してみると分かるのですが、書き留めたひとつの言葉から連想が始まり、しばらくは繋がりのある言葉が続きます。しばらく、といってもおそらくメモの数で言えば10個程度。だんたんと関連性は薄くなり、思考が別の方向へと移ろっていくのが分かります。

座禅や瞑想を続けている方がよく「浮かんでくる雑念を、流れる雲のように眺める」と語っていますが、その感覚に近いかもしれません。本当に、ただ浮かび、流れているだけ。メモをするだけで、そのことが目に見えて分かります。

逆に言えば、考えや思いは、一切囚われていないということ。雲のように自由だということです。

何か気になることがあると、「○○のことが頭から離れない」という状態になります。でも実はこれ、漠然と考えているから「頭から離れない」と感じているだけ。メモをしてみると、実際には囚われていないことが分かります。そして、「思わぬ」解決策が浮かんでくることも珍しくありません。

 

「囚われ」から自由に

 

おそらく考えや思いは、気付いて欲しくて浮かんでくるのでしょう。「頭から離れない=囚われている」と感じているときは、無意識的にそのサインを避けて見ないようにしているのかもしれません。だから、「気付いて!」と何度も浮かんでくる。

でも一旦、それをメモする=外部化することで、その役割を果たし、思考が囚われから脱けて、自由を取り戻す。それによって、思いもしなかった解決策が浮かんでくるのでしょう。つまり、囚われから脱ければ、もともと自分のなかにある可能性を発揮する可能性が出てくるということです。

「モーニングペーパー」とも呼ばれるある種の自己認知法。毎朝取り組む人も多いと聞きます。まずは難しいことは抜きにして、20分間書いてみて下さい。とてもスッキリすると思います。気がつけば、頭の中だけで創り上げていた不安や、否定的な自己イメージから脱けているかもしれません。

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