ソウル・インタビュー

「ご家族の幸せへの貢献、それが私の喜び」

 

外資系金融機関 営業担当  大上 和(おおうえ のどか)さん

 

―さっそくですが、大上さんはどのようなお仕事をされているのでしょうか?

 

一言で表現するなら、お客様の人生設計のお手伝いです。

生きていくなかで、誰でもいろんな課題と直面しますよね。例えば、「このままでマイホーム建てられるのかな?」「ローン払えるのかな?」「もう一人子供ができたら、私達の生活どうなるの?」などなど。そんな不安や不満を抱えながら、相談する相手がいないため、そのままにしている方が大勢いらっしゃいます。でも、各家庭にあった解決策は必ずあるんです。そこを具体的に、丁寧に示していくのが私の役目ですね。

 

ーなるほど。そういう将来への漠然とした不安を相談できる相手って、確かに少ないかもしれないですね。

 

そうなんです。なにが不安なのか明確にして、ご夫婦でどうすればいいのか対策を考えていけば、必ず回避することができます。不安が安心に変わっていきます。

 

―不安を安心に変えるお仕事。それは頼りにされるでしょうね。

 

そうありたいですね。

相談を受けていると、ひとつの表面的な不安の解消が、それとは別の安心の糸口に繋がっているということをよく感じます。

例えば、仕事上の付き合いで入った保険について「自分にとって必要なのかどうか、よく分からない」とモヤモヤしながら、そのまま放置してるというケース、珍しくありません。私はそのモヤモヤをお聞きしながら、現状だけでなく、将来も見据えた上でのお話をお伝えします。そうすると、保険についてだけでなくて、子どもの教育費のこと、両親のこと、自分たちの今後のことなど、人生そのものをどう組み立てていきたいのかというところにまで、話は繋がっていきます。私がそうするのではなくて、皆さん、自分で気付いていかれるのです。

 

―まさに、お相手の人生全般に関わるお仕事なのですね。でも、そこまでの相談となると、かなりの信頼関係が求められるのでは?

 

もちろん、そうですよね。
といっても肩肘張ったところは私のなかに全然なくて。ただただ、人と会うことが好きなだけなんです。縁のある方と出逢って、その方の家族の幸せに貢献させていただく。そういう生き方が楽しくて続けているんです。「私ってこんな人だけど、よければお付き合いしませんか?」といったスタンス(笑)。だから逆に、付き合いやすいのかもしれませんね。

そういえば、昔から家族のありようについてのドラマが好きでした。山田洋次監督の「男はつらいよ」とか、「家族はつらいよ」とか、よく見ていますね。なんてことない日常なんだけど、そこにはすごく大切なものが溢れている気がして。「ああ、そうだよね」とか、「そんな風にすれ違っちゃうよね。でも本心は違うんだよね」とか、すごく共感できるんですよ。家族だからこその大変さ、さびしさ、そして温もり。お客様と話していても、同じものを感じますね。私自身も、そうしたものをしっかりと感じながら日々を過していきたいなと思っています。

 

―家族と言えば、ご結婚されてもうすぐ一周年とお聞きしています。

 

そうですね。もう一年か……。あっという間でしたね。
そう言えば、夫の親戚からこういう話を聞きました。夫は理系の研究者タイプなんですね。彼の親戚によると、それまでの夫は「とっつきにくくて、話しかけづらい人」だったそうです。でも私と結婚することになって、「随分と打ち解けて話しやすくなった」と。それを聞いていた私の家族も「常に間に入って、和やかな気持ちにさせてくれる子だから。昔から」と返していて……。なんか、いいなあと。みんながそういう風に思ってくれているのが有難いですね。

なんかそれを聞きながら、「私の存在意義って、こういうことなんだろうな」って腹に落ちた感じがありました。

 

―みんなを和やかな気持ちにさせる、ということですか?

 

ええ。小さな頃から、笑いをとって場の空気を緩ませるようなことを自然としていたんですよね。みんなが居心地良く過してもらえるように自然と振る舞っていたんです。

いつもアンテナを立てていて、相手が投げてほしいと思っているところを察知して、ボールを投げるみたいな。そういうことを、考えることもなくやっていた気がします。

 

―そうした生まれつきの気質が、いまの仕事にも生きているんでしょうね。

 

ああ、確かにそうかもしれないですね。

私、生き方と仕事ってイコールだと考えているんですね。目の前にいる方の心のよりどころになる。そして人生の味方になる、道しるべ的な存在になる。そんなポジションでいたいと思っています。お客様にも、家族にも、夫に対しても同じ気持ちです。

 

―人生の味方、道しるべ的存在。その言葉からは、お客さんと共に歩み続ける人といったイメージが広がっていきますね。

 

もちろんです。人生設計のお手伝いをしたら終わりじゃなくて、そこからがスタートですから。仕事や家族の状況が変化していけば、そのたびに最適なプランを共に考えていきます。その方にとって、いつでも、何でも相談できる相手であり続けます。

この業界では、契約の数字だけを追いかけている人も少なくありませんが、やはりそこじゃないんですよね、大切なのは。そもそも契約とは、お客様自身の家族に対する愛情や思いやりが形になったもの。自分だけではなく、家族や周りへの感謝、または迷惑をかけたくないといった思いが具体化したものが、保障や貯蓄ですから。だからこそ、お一人、お一人の思いにしっかりと寄り添わないとできない仕事なんです。お客様の人生そのものに貢献して、それがイコール自分の喜びとなっていく。そこに大きな価値と生きがいを感じています。

 

―最後に、大上さんはお仕事を通して、社会にどのような影響を与えていきたいとお考えですか?

 

家族愛、人間愛があふれる家庭をひとつでも増やしていきたいですね。

そのために私ができることは、やっぱりそして「もっと早く会いたかった」とか「出会えてよかった。本当に大上さんでよかった」と言っていただけると、もう本当に嬉しくて……。そこはもう、何ものにも代えられないですね。この道を選んで良かったと、心から感じます。(インタビュアー 大村隆)

             

 

【大上 和】

外資系金融機関 営業担当

前職はユニフォーム販売営業。25歳で最年少課長に就任、新規法人営業として県内を走り回っていた29歳の時、今の会社にスカウトされる。「営業するなら、ひとりの人間として勝負したい!」と一念発起で転職。現在、入社10年目。女性ならではの目線で様々なご家庭をサポート。家計の見直しや人生設計のアドバイスを得意としている。