プロフェッショナル・インタビュー

「どうしようもない奴だ」と言われました。

すべては、その人なりの唯一無二の体験。

その人が、かけがえのない生命の時間を使って得た、

その人だけの体験なんだ。

 

誰かと比べて、成功とか失敗とか

勝ったとか、負けたとか

そういう比較で判断できるもんじゃない。

 

瞬間、瞬間起こるできごと。

何も選択できなような、突発的な事件

思いもよらないような、喜び

思っていたのとまったく違う結果

モヤモヤ、イライラ、爆発しそうな怒り、抱きしめたいほどの愛しさ

絶望も、傷も、恥も、興奮も、幸福も、

その瞬間の自分だけが体験しているものだ。

 

そうなんだ。

そういう体験こそが、生きる目的のすべて。

唯一の体験を重ねること、そのものが、

生きる意味なんだ。

 

そして、

自分の人生体験と等しく、

他者の人生体験も尊い。

その同等の尊さ、尊厳のなかで、

みんな生きている。

 

誰がどう言おうと関係ない。

いま、世界を体験してるのは、

きみ自身なのだから。

 

その尊厳は、誰にも侵せない。

下らないアドバイスも

一方的な批判も、

正義の押しつけも

まったく要らないものだ

 

「どうしようもない」と感じるのは、

それは何かと比べているからだ。

「どうしようもない」と言われたのなら、

それは言った本人が、生命の唯一性について

なにひとつ理解していない証拠だ

 

きみは、きみの生命で体験できるすべてを

精一杯感じきればいい。

それ以外、できることはない。

それ以外、なにもする必要はない。

 

ぼくも、自分の唯一性を体験しているだけ。

それ以外、何もしていない。

それが全てだから。

 

(短大生からの質問に答えて)